【モチベ】大切なことに気づかせてくれる名言

今回は「大切なことに気づかせてくれる名言」を紹介したい。重要だけど日常生活の中でつい忘れてしまいがちなことや、偉人がたどり着いた人生の本質、軸となる価値観など、人生を導いてくれる言葉ばかりだ。

俺はよく、なんのために生きているのかわからなくなる。いわゆる「人生の迷子」というやつだ。遊園地だったら確実に「迷子のお子様」として保護されるレベルだ。「しげる君とおっしゃる30歳くらいの男の子が迷子になっております」などとアナウンスされるだろう。もしあなたも同じなら、そんなときは名言に浸ることをおすすめする。

①人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる
ーーーアルベルト・アインシュタイン

「やる気を高めてくれる名言③~挑戦編~」でも紹介した天才物理学者、アルベルト・アインシュタイン。その功績の裏には、難しいことに挑戦し続ける強い精神と、物事にとことん向き合う姿勢があった。そして、その姿勢は物理の世界だけでなく「人生観」にも向けられた。その証拠に、彼は人生観に関する多くの言葉を残している。今回はその中から次の名言を紹介したい。

「人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」

たくさんのお金、豪華な家、身分や役職など、人間は「手に入れたもの」で自分の価値を測ってしまいがちだ。だが、それは本当に正しいのだろうか。何かを手に入れることを尺度として生きるのは幸せなのだろうか。アインシュタイン曰く、答えは「NO」だ。人間の価値は「得たもの」ではなく「与えたもの」で測られる。

人の価値=与えること

アインシュタインが残した難解な理論の数々に比べれば、非常に簡単な方程式だ。

小さくても構わないので、社会や周囲の人々に対して、何かを与えられる人間でいたい。

②この世は舞台、人はみな役者だ
ーーーウィリアム・シェークスピア

この言葉は、シェイクスピアの戯曲「お気に召すまま」の第2幕第7場に登場するセリフ。皮肉屋の脇役、ジェイクイズによって語られる非常に有名な言葉だ。

人生を舞台に例え、私たちは劇の中でそれぞれの役割を演じているだけだ、という達観した視点で人生を捉えている。

このような視点を持つことができれば「今抱えている問題も劇中の一つのシーンに過ぎない」と、軽く考えることができる。

また、自分に攻撃を加えてくる相手に対し「この人も役を演じているんだな」「この人の人生の中で自分はただの脇役だ」と考えれば、深刻に考えることも少なくなるだろう。

この言葉は、さらにポジティブな視点でも捉えることができる。人生が舞台だとすれば、その主役はもちろん自分だ。演出や脚本も自分で自由に考えることができる。つまり、人生は自分の好きなように書き換えることができるということなのだ。

せっかく主役を演じるのなら、悲劇よりも喜劇の方が良いに決まっている。

③人間の最大の罪は不機嫌である
ーーーヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

言わずと知れたドイツの文豪、ゲーテ。小説「若きウェルテルの悩み」や詩劇「ファウスト」など、数多くの名作を残している。彼は実に多彩な人物だった。文学に留まらず、政治家や自然科学者としても足跡を残している。

大流行した「若きウェルテルの悩み」では、叶わぬ恋に苦しみ、最終的には自滅してしまう主人公を描いた。この主人公はゲーテ自身がモデルだとされている。

ゲーテはとても感受性が強く、生涯を通して情熱的な人物だった。また、政治家としてはワイマール公国の宰相(総理大臣のような存在)となり、大きな責任を背負って政治を行なった。自然科学者としては、文学と同じくらい研究に情熱を注ぎ、進化論の先駆けとなるような理論を提唱している。

このように、様々な実体験、思考、学びの積み重ねにより「人生の真理」に迫ろうとしたゲーテ。

「人間の最大の罪は不機嫌である」

この言葉は、超人のように人生を全うした彼が行き着いた真理だ。良くも悪くも、感情は伝染する。自分が不機嫌であれば、周囲の人にもそれが伝わり、悪循環が生まれてしまう。「怒り」に満たされた場所からは何も生まれない。だからこそ、理性の力を強く持ち、感情に振り回されないことが重要なのだ。

④悩んで落ち込んだとき、必要なのは理性。いらないのは感情。
ーーー美輪明宏

歌手、俳優、声優、タレントなど、多方面で活躍した美輪明宏さん。1950年代から活動を開始し、多くの功績を残した。とても多才で魅力的。その存在は唯一無二だ。

長崎に生まれた美輪さんは、被爆という壮絶な経験をし、その後の人生でも被爆症に悩まされている。また、裕福な家庭に生まれたが、戦争が原因で貧しい生活を送ることとなった。現代人には想像できないような苦労があっただろう。だが、それでも希望を捨てず、オペラ歌手を夢見て15歳の時に上京する。17歳の時には銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」と専属契約を果たした。そこで三島由紀夫さんなど多くの著名人から評価を受け頭角を現すと、1957年のシャンソン「メケ・メケ」の日本語カバーで一気にブレイクした。

しかし、ブームは長く続かなかった。保守的なシャンソンファンからの批判や同性愛者であることへの偏見から、次第に仕事が減っていった。

だが、それでも美輪さんは諦めなかった。地道に楽曲制作を続け、1963年には日本初となる「全曲自作」のリサイタルを行った。自身で作詞・作曲をした曲だけで構成されたこのリサイタルを成功させ、まさに「日本のシンガーソングライターの先駆け」となった。

美輪さんはその後も第一線を走り続け、歌手だけでなく多方面で活躍されている。舞台や映画、テレビドラマでは数々の作品で主演を務め、「もののけ姫」などの映画では声優として高い評価を受けた。テレビタレントとしても活動し「オーラの泉」では愛ある言葉で多くの人の心を癒した。

「悩んで落ち込んだとき、必要なのは理性。いらないのは感情」

この言葉は、美輪さんの人生を物語っている。悩んだときに感情で動かないことを徹底し、逆境を力に変えてきた。上京後、絶縁した父が事業に失敗して金の無心をしてきた際には、「許せない」という感情を捨て、家族を守るために必死に歌い、父を援助した。また、バッシングを受けて人気が急降下した時代には、感情を捨てこつこつと楽曲制作を続けた。

美輪さんの周りに多くの協力者が集まった理由は、その才能や美貌だけではなかったはずだ。落ち込んだときでも感情に支配されず、前を向く姿勢。人はその姿に心打たれるのだろう。

⑤頑張っても頑張っても直せないもの、それが個性
ーーー光浦靖子

女性タレントとして抜群の人気を誇る光浦靖子さん。お笑い以外においてもマルチに活躍されている多才な人物だ。今回の名言は「個性」について語られたもの。光浦さん自身、とてもたくさんの個性を持っている。

東京外国語大学卒業の高学歴。大学ではインドネシア語を専攻していた。メガネがトレードマークで、一見おしとやかで真面目そうな女性。過去には日本メガネベストドレッサー賞を受賞したこともある。だが、その高い知性と落ち着いた見た目とは裏腹に、毒舌キャラとして人気を確立した。また、ときには男性芸人顔負けの体を張った笑いを取ることもある。プロレスの大ファンであり、テレビの企画で選手として試合をした経験まであるという。

ここまででもかなり個性的だが、光浦さんの個性はこれだけでは終わらない。その独特の感性とユーモアで文筆家・エッセイストとしても人気で、これまでにたくさんの書籍を執筆している。さらに手芸、特に羊毛フェルトの腕前はプロ級で、作品集を出したり個展を開いたりと、完全に趣味の域を超えている。そして、2021年にはカナダに留学し、現在は語学を学びながら現地の人と交流を深めているそうだ。

まさに個性のオンパレードだ。例えるなら、光浦さんというハンバーグから「個性」という肉汁が溢れ出している。こんなに個性的で輝いている人はなかなかいない。

「頑張っても頑張っても直せないもの、それが個性」

個性とはつまり、人とは違うところ。同質を好む世界の中で、個性はときに嘲笑や差別の的になる。でも、だからといって自分を抑え込む必要は全くない。そもそも、抑え込もうとしても出てくるものが個性なのだから、それを大切に育てた方が自分らしく生きられる。光浦さんの言葉と人生が、このことを証明してくれている。

⑥幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ。
ーーー甲本ヒロト

THE BLUE HEARTS(1985〜1995)のヴォーカルとして、若者を中心に多くの人を熱狂させた甲本ヒロトさん。1995年の同バンド解散後も、THE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズのメンバーとして第一線で活躍を続けている。若い頃と変わらぬスタンスと眼差しで熱いパフォーマンスをするその姿は、まるでロックンロールの化身のようだ。

彼の書く歌詞や発言には、人の心を動かす大きなパワーがある。純粋で直球で嘘がない。そして人生の本質を鋭く突いている。

「幸せを手に入れるんじゃない。幸せを感じることのできる心を手に入れるんじゃ」

この言葉もまた、彼が残した名言の一つである。

誰しも「自分はなんて不幸なんだろう」と思ったことがあるだろう。嫌なことが重なると、つい暗い気持ちになってしまったり、自分より恵まれた人を見ると、つい自分と比較してしまったり…

だが断言しよう。そんな毎日にも幸せはきっとある。

「どこにあるんだよ。またしげるが適当なこと言ってる。黙れよ」

そんな声が聞こえてきそうだが、そんなあなたには、THE BLUE HEARTSの名曲「夕暮れ」の歌詞を捧げたい。

「はっきりさせなくてもいい
 あやふやなまんまでいい
 僕たちはなんとなく幸せになるんだ」

「幻なんかじゃない
 人生は夢じゃない
 僕たちははっきりと生きているんだ」

幸せとは決して具体的なものではなく、いつも曖昧であやふやだ。だからこそ「幸せ」ではなく「幸せを感じることのできる心」を手に入れる必要があるのだろう。

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