【本】うまくいっている人の考え方 完全版

最近、仕事でもプライベートでもあまり良いことがない。正直、自分に自信がなくなってきている。「誰か、少しでいいから自己肯定感を分けてくれ!」そう叫びたい気分だ。だが当然そんな勇気はない。そもそも、叫んだとしても分けてくれる人はいないだろう。だから一人で解決するしかない。

俺には、このような時に必ず読むようにしている一冊の本がある。それが「うまくいっている人の考え方 完全版」である。長年にわたって愛され続けている本なので、ご存じの方も多いだろう。

この本を一言で表現すると「自尊心を極限まで高めてくれる本」だ。自分に自信を持たせてくれる考え方が、なんと100個も記されている。「ああしろ、こうしろ」という難しい指示ではなく「こう考えればいいんだよ」「あなたには価値があるんだよ」という優しい言葉が詰めこまれている。また、優しいだけではなく、前向きな言葉で背中を押してくれる本でもある。

学生時代、好きな子に告白する勇気が出ない俺に「お前なら大丈夫。行ってこい」と言ってくれた友達みたいな本だと思う。告白したら「ごめん」と即答されてフラれたけれど。

酸っぱい思い出はこれくらいにして話を本題に戻そう。

「自尊心は人生のほとんどすべての局面に大きな影響を与える」と著者は言う。「だからこそ、自尊心を高めることが大切なのだ」と。そして、そのためには「自分の人生は自分で創造できると確信し、生まれつき持っている自分の価値に目を向けること」が必要だと断言している。

ではここから、この本で学んだ「自分の価値を知り、自尊心を高めるための考え方」を俺なりにまとめていきたいと思う。大きく5つに分類した。

❶自分を好きになる
やはり、まずは自分を好きになることが重要だ。この本のメインメッセージでもある。人はそれぞれ考え方も違うし、外見も違う。持っている財産や、地位も違う。だが、そのようなことで自分の価値が決定するわけではない。それぞれが持っている「個性」にこそ価値がある。そして、嬉しいことに「個性」は誰しもが生まれながらに持っているものだ。だから、人には自分を好きになる権利がある。これは誰にも侵されることがないものだ。むしろ「義務」だと言ってもいい。国民の3大義務に追加しても差し支えないのではないか。納税と同じくらい大切なことだと思う。

俺にはなんの特技もないし、才能もない。だけど、俺はこの世に一人しかいない。今、叫びたい。「俺という個性は唯一無二だ!」と。

~是非、読んでほしい箇所~
13 あるがままの自分を受け入れる
23 自分の価値を疑わない
39 自分の存在そのものに価値があると信じる
51 自分が重要な存在だと思う
61 自分の長所に目を向ける
92 自分の外見より内面を重視する
94 自分を飾らない
99 所有物で自分の価値を高めようとしない

❷自分を大切にする
自分を好きになったら次は何が重要か。それはもちろん自分を大切にすることだ。普段のあなたについて振り返ってみてほしい。自分に厳しくし過ぎてはいないだろうか。少しのミスで自分を責めたり、他人を優先して自分の気持ちを押し殺したり。

確かにミスしたときに後悔したり責任を感じたりすることはあるだろう。でも、その時その時で、あなたは最善の選択をしたはずだ。だから、必要以上に自分を責める必要はない。その失敗を次につなげればいいだけだ。だから、原因と対策だけ考えたら、自分を許して前に進もう。

また、他人を優先してしまう事は誰にでもあると思う。俺もこの前、松さんと昼食を食べに行った際、「うまいとんかつ屋があるから行くぞ。いいよな?」と問われて「いいですね」と答えてしまった。本当はその日、胃痛がひどくて脂っこいものを食べたい気分ではなかった。正直、うどんとかそばが良かった。とんかつを完食後、予想通り胃痛は悪化した。こんなふうに自分の気持ちを押し殺すことはもうやめよう。あなたが他人を大切に思うのと同じように、あなた自身も大切な存在なのだ。俺も明日からは「そばが食べたいです」と言える自分に生まれ変わろうと思う。

~是非、読んでほしい箇所~
1 自分を許す
9 自分をけなさない
24 自分で自分を苦しめない
28 まず、自分をほめる
37 自分を最優先する
44 自分の思い通りに生きる
77 自分に優しくする

❸自分と他者、どちらも認める
 次は他者との付き合い方についてだ。ここまで自分を大切にする事の重要性を書いてきたが、だからと言ってただ好き勝手に生きていればいいというわけではない。人間が生活していく上で、周囲の人々との関係は必要不可欠だ。だからこそ、他者と良好な関係を築いていかなければならない。そしてそのために必要なことは「自分と他者、どちらも認める」ということだ。人間は一人ひとり違う個性があり、それぞれに価値があるのだから、自分と他者を比較する必要はない。そこに優劣や勝ち負けはないのだ。比べる暇があったら何か一つでも好きな部分を探そう。

また、他者を自分の思い通りに変えようとしたり、他者に期待し過ぎることは禁物だ。そんなことより自分の成長に目を向けよう。「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という言葉がある。俺はその言葉を聞いたときこう思った。「確かに…」と。それはもう、俺の人生で一番の「確かに…」だった。

ということで、これからは互いの違いを認め合い、相手の好きな部分に目を向けよう。そうすれば、名曲「セロリ」みたいな素晴らしい人間関係に恵まれるはずだ。

”性格曲げてまで気持ちおさえてまで
付き合うことないけど
一人じゃ持ちきれない素敵な時間に
できるだけ一緒にいたいのさ”

これは男女関係だけでなく、全ての人間関係において理想の形だと思う。

~是非、読んでほしい箇所~
22 自分を他人と比較しない
33 他人を変えようとしない
42 他人に対する悪い感情はさらりと忘れる
47 他人を批判しない
63 人との出会いを楽しむ
67 いい人間関係を楽しむ
82 相手を大切にする
91 お互いの違いを尊重する

❹前向き・楽観的に考える
 次はズバリ、ポジティブシンキングだ。生きていれば、怒りや悲しみなどマイナスの感情を抱くこともあるだろう。でも、そんな感情を抱くことで、状況が改善することはあるだろうか?答えはノーだ。であれば、どんなに悪い状況でも前向きに捉えよう。この世に完璧な人間なんていない。失敗しても、そこから何かを学べばいい。他者に苛立った時は、反面教師にすればいい。全ての出来事は自分を育てる栄養なのだ。今こそ、前向き思考に変化しよう。「全ては上手くいく」と信じよう。

~是非、読んでほしい箇所~
6 たくさん失敗してたくさん学ぶ
21 完璧を求めない
41 どんな出来事もいいほうに解釈する
53 今、幸せだと気づいている
83 自分の怒りを理解する
88 人生は不公平だと考えない
93 些細な問題にとらわれない

❺自分の人生に責任を持つ
 最後は自責思考である。皆さんは普段、不都合なことや嫌なことが起きたとき、自分以外の誰かや、別の何かのせいにしてしまうことはないだろうか。俺はある!例えば「あいつさえいなければ」とか「時代が俺に味方しないから」とか「政府が不甲斐ないせいだ」とか「今日は雨だから」とか「昨日寝る前にあれほど言ったのに母さんが起こしてくれないから」とか。だがそれは大きな間違いだ。断言する!自分の身に起きたことは全て自分の責任である!!例外なく全部だ!!

「は!?なにいきなり熱く語ってんの?しげるのくせに調子に乗るなよ!頭悪すぎだろ!自分の責任じゃないことだってあるだろ!」

そう思った人も多いのではないだろうか。俺もそう思っていた。本書を読むまでは。

何が言いたいかというと「現実は変えられない。でも、それをどうとらえるかは自分次第」ということ。悲しいことや辛いことがあったとき、いくら恨みや怒りの感情を抱いても、起きてしまった現実は変わらない。それよりも、自分に責任や改善点はないかを探そう。もしあなたに全く非がないのなら、そんなことはサラッと忘れて未来に進もう。それが「自分の人生に責任を持つ」ということだと俺は思う。

「は!?言いたいことは分かるけど難易度高すぎだろ!そんなことできたら苦労しないっての!しげるごときが上からモノ言ってんじゃねえ!」

そんな声が聞こえてきそうだ。確かに難しいことだと思う。でも自分を好きになりたいならやるしかない。いつまでも言い訳したり他人のせいにしたりしている自分を好きになれるだろうか。俺は絶対になれない。少し根性論っぽくなってしまうが、結局最後は「本気かどうか」で決まると思う。今一度、考えてみてほしい。今のままの自分でいいか、本気で自尊心を高めて幸せになりたいか。それでも本気を出せそうにないあなたに、松岡修造さんの言葉を送る。

「君は本気か?僕は本気だ!」

~是非、読んでほしい箇所~
27 自分の決断に自信を持つ
31 自分で考え、自分で決める
35 自分でできることは自分でする
43 問題の原因は、自分にあることを認める
48 自分の人生に起こること全てに責任を取る
50 自分の望む人生を歩む
84 被害者意識を持たない
86 自分の間違いに責任を持つ

以上が本書を読んだ俺の感想である。あくまで個人が感じたことなので、著者の意図とは違う解釈をしている部分もあるかもしれない。ただ、一つだけ間違いないのは「自尊心を高めればうまくいく」ということ。この記事を読んで興味を持ってくれた人は、是非一読してみてほしい。読んだ後、自分のことが大好きになっていることを約束する。

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